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「私らしく働くために」 シリーズ(1)

まずは現状を分析、あなたにとって働く意味を自己チェック!


西日本リビング新聞社(シティリビング)
連載シリーズ「ワタクシゴト(私・仕事)」 01.09.21


働く女性が感じる不安や不満、とまどいや焦り。
これらをすっきり整理して、「生き生きと私らしく働く毎日」を手に入れるためにはどうしたらいいの?
まずは、今の仕事の何が楽しくて何がつらいか、といった現状を分析。
その上で、あなたは何のために働いているのかを自己チェック!
自分の歩んできた道を見つめ、あなたの価値観を点検しましょう。



キャリアデザインを描くことが、不安の解消につながる!その前に自分の価値観を把握して


何でこうなるの?私このままでいいの?働く上でそんな不満や不安を感じるのは、自分の目標地点が見つかっていないからでは?自分がどこをゴールにしたいのか目標を決め、なりたい自分の将来像を思い描いて、そこに達するために今、何をしたらいいのかを考える。そうしたキャリアデザインを描いてみることが、漠然とした不安や不満の解消につながります」

そう話すのは、個々人の本来の能力を発揮し、一人ひとりの自己実現のチャンスを創り出すことを目指すネットワーク「あまらんすねっと」主宰・的野優貴子さん。

「でも、このキャリアデザインをイメージするには、自分の価値観を把握する必要があります。そのためにはまず、今の仕事をしていてどんな時によかったと思うのか、辞めたいと思うのかといった現状を分析。その上で、あなたは何のために働いているのか自己チェックしてみると、それぞれの価値観が見えてくると思います」


何のために働くか、それには三つの要素がある!そのウエイトをどこに置くかは価値観で変わる

ところで、働く目的は決して一つではありません。
「それには、三つの柱があります。@生計を立てるためA社会参加をするためB自己実現をするため、という柱。土台である@がしっかりしていないと、もちろんABにはつながりませんが」

的野さんはこの考えをさらに発展させ、自らが発表した論文(日本テレワーク学会で発表した「九州沖縄地方におけるSOHOの実態調査および行政施策についての考察」)の中で「就業意識を構成する3要素」を定義づけています。

「経済的自立、社会参加・社会活動、個人の能力発揮という欲求。これを、私は就業意識の3要素と呼んでいます。これらの欲求は、働くことによって満たすことができるものであり、その3要素のウエイトは、仕事観や価値観によって変わってくると考えています」
的野さんは続けます。

「自分がその中のどこにウエイトを置くかで、自分に合ったライフプランの立て方が変わってきます。つまり価値観が違えば、キャリアデザインの描き方も人それぞれに違ってくるわけです。だから、価値観を把握することが、自分らしいキャリアデザインをイメージすることにつながる。もちろん、長い人生。独立、結婚、出産といったステージによって、三つの要素のウエイトは変わっても構わない。むしろ、変わることを予想して、自分らしいライフプラン&キャリアデザインをつくってみるとよいでしょう」


□自己チェックしてみましょう
※必ず書いてみる!書くことで価値観が見えてきます

■あなたにとっての「働く意味」は?

現状把握
@今のあなたの仕事は楽しいですか?
・はい□
・いいえ□

「はい」と答えた人へ・・・それはどんな時ですか?

「いいえ」と答えた人へ・・・それはなぜですか?

A仕事をしていてよかったと思える時はどんな時ですか?

B仕事をしていて辞めたいと思うのはどんな時ですか?

自己分析
○Aあなたは、どうして今の仕事をしていると思いますか?(該当するものすべてにチェックを)

・生計維持のため□

・生活に必要な収入を得るため□

・経済的余裕が欲しいから□

・趣味を充実させるための資金稼ぎ□

・時間に余裕があるから□

・社会の一員となるため□

・組織に属して安心感を得るため□

・社会にかかわっていたいから□

・人と接していたいから□

・自分を認めてもらいたいから□

・可能性を追求したいから□

・能力を発揮したいから□

・自分を成長させたいから□

・その他(すべてを書き込んでみてください)

○Bあなたにとって、働くということはどんな意味を持ちますか?

■経済的な自立を目指していますか?

・はい(一人暮らしをしていきたい□、夫の収入に頼らずにやっていきたい□、家族と同居はしているが経済的には頼らずにやっていきたい□)

・いいえ(生活費はもちろん親持ち□、夫の扶養内で働きたい□)

■価値観チェック

ピラミッドを3分割してみましょう

※働く意味を考えた時、あなたにとって、@「経済的自立」A「社会参加・社会活動」B「個人の能力の発揮」のウエイトはどのくらいですか?
10点満点として3分割してください。あなたの価値観が見えてきます 
  

「私らしく働くために」 シリーズ(2)

自分の未来は、自分でつくる!!/的野優貴子

西日本リビング新聞社(シティリビング)
連載シリーズ「ワタクシゴト(私・仕事)」 01.10.26


キャリアデザインのえがき方
働く女性の問題を考えるシリーズ特集「ワタクシゴト」。
2回目の今回は、キャリアデザインのえがき方です。
自分の未来は自分でつくる!ずばり、それが基本ですよね。





あなたの夢は何ですか?
自分の目標を決め、なりたい自分の将来像を思い描いて、そこに達するために、今何をしたらいいのか、しなければならないのかを考え、キャリアプランを立ててみる−。それが、キャリアデザインです(この場合のキャリアとは、仕事、財産、ライフスタイル、資金計画のすべてを指します)。

企業、学校などでキャリア開発を手掛ける的野優貴子さんに詳しい話を聞きました。
「プランを立てるためには、大切なポイントが三つあります。まず、自分の歩んできた道をみつめる。さらに、周囲の環境(家族・知人・人脈)を知る。そして、自分の価値観を把握する、です」

これからのわたしを描く
この価値観については、前回の「ワタクシゴト」2面の自己チェック表で、皆さんにもチェックしてもらいました。
さらに、今回はあなたの価値観を踏まえた上で、「これからのわたし」を描いてみてください。
さぁ、あなたはどんな20代、30代、そして40代を送りたいですか?
実はこのプランを立てる作業がとっても大事。OL経験のある前出の的野さん自身も、今の自分があるのは27歳の時に立てたキャリアプランのおかげだと7年前を振り返ります。
「OL時代のことなんですが、いくつで独立するとか、マンションを買うとか、漠然としたプランを作ったんです。今考えると、何となくその通りにいってるんですよね。自分のプランを立てたことが、潜在的な意識を目覚めさせてくれたようです。ただ、考えるだけではだめ。書いてみることで、何か、自分でも気付いていなかったきっかけを見つけられるかもしれないからです」

自分の未来は自分でつくる!!
具体的なキャリアプランの描き方の一例
仕事をどのステージまで続けたいのか、考えてみる。
その間に結婚する・しない、出産する・しないを計画し、どこに住むか、何にお金を使うのか、などプランニングしてみれば、その時々にしなければならないことがみえてくるはず。

 「私らしく働くために」 シリーズ(3)

不満やグチを言う前に・今ある仕事を楽しくする努力を!

西日本リビング新聞社(シティリビング)
連載シリーズ「ワタクシゴト(私・仕事)」 01.12.14

すべきことを考え、実行!

仕事に厳しさはつきもの。
でも、1日の大半を職場で過ごす以上、少しでもやりがいを感じたい。それが、楽しさにつながります。

では、どうしたらやりがいを感じられるようになるのか。
本紙連載でもおなじみ、人財開発コンサルタントの的野優貴子さんに聞いてみました。
「グチばっかり言っていても何も変わりません。それよりも、自分ですべきことを考え、実行しましょう。
まず、会社の居心地度をチェックしてみてください(A)。
さて、採点結果はどうですか?大抵の不満は、あなたが求めているものと会社の現状にずれがある場合に生じます。従って、そのずれの原因を知ることが問題の解決につながるし、そのために自分にできることは何なのか、何をすべきなのかを考えることが重要だといえます」


メンター(支援者)を持つ

さて−。会社の居心地度がよくないと答えたみなさん。原因は何だと思いますか。
会社の制度が確立していないから?それとも、自分の経験や能力が問題なの?
例えはっきりした原因が分からなくても、あなたが今のうちにすべきことはたくさんあります。

「例えば、Bにあるようなこと。特に、2つのメンター(支援者)を持つことが大切です。グチを言う相手ではなく、前向きな助言を与えてくれるブレーンを作っておく。キャリアっていうのは、人との出会い。私自身、10代のころから、人と出会うことによって自分自身を高めてきたように思います。みなさんも、必ずそういったメンターを作ることができます。逆に、これらのこを実行していなければ、ほかの会社に行っても同じ。どこへ行っても、同じグチをこぼすことになるのでは」

何となく転職してみようかな・・・という人にも一言。
「転職の前に、自分の市場価格を知っておくことも大切です。もしかすると、自分の市場価格以上に高いお給料を今の会社からもらっているかもしれませんね」


自分が変われば幅が広がる

かくいう的野もOL経験者。
会社員時代は人前で話すのが苦手だったといいますが、それでも、「私はこう思う」とアサーションを行い、支店女性初の本社出張や営業会議参加のチャンスをつかんできました。
また、異業種交流というものがまだなかった時代から社外のいろんな集まりに参加し、井の中の蛙にならないように努めていました。

「とにかく、自己表現もせずにグチグチ言っていても、何も始ま
らない。自分から変化しないと仕事の中身も人生の幅も広げられないのです。でも、大きな成果を求めてはだめ。企業の制度が私たちの意識についてきていない場合もあるので、ちょっとした成果があればいい。それが仕事を楽しく、おもしろくするコツのようです。これから会社を変えるのは、女性です。企業は人なり。男性社会の崩壊により、柔軟な女性の感性が生かせる時代です。そんな女性の能力を生かさない会社は衰退の道しかありません。会社を変えるきっかけを、あなたは持っているかもしれないんです。さぁ、今日からオフィスを居心地のいい空間にすることにチャレンジ!」

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